年齢ってなんだ。

最近よく思う。

年齢って何なんだろう。

 

私にとっては、年齢は年齢。それ以上もそれ以下もない。

若く見られたいとも思わないし、目の前の相手の年齢なんてどうでもいい。

どうでもいいと言うと誤解が生じるかもしれないけど、公の場では年齢関係なく敬語だしリスペクトだし、子どもの友だちの親はあくまで「子どもの友だちの親」で、そこに年齢は全く関係ない。たまに自分たちの子ども時代の話題に「あぁ、その世代なのか」となることがあるくらい。

 

だけど、周りの女性は違うのか、最近とみに「若い」だとか「若くない」だとか年齢に関するワードを耳にする。

事の発端は職場での年齢の話題。同期の女性が私と同学年だともやもや先輩に洩らしたのだ。

それを聞いたもやもや先輩、「えー、じゃあ私がこの中で最年長ってこと?やだー」やだーと言われても。

年上と言ってもさして変わらないでしょう?と返すと

「あなたたちいくつ?やだー、5歳も年下じゃない。もしかして、ずっと私のことババアだと思ってたの?」

5歳差でババアって…そんな変わるもん?同年代って言っても差し支えないと思うけど。

以前にお子さんが就活で…って話してたから、少し上なのかなって推察してた程度で、そんな変わらないと思ってたけど。

 

やんわりとそう返すと、

「あなたもこの歳になったらわかるよ!アラフィフの5歳差は大きいんだよ!」

と譲らない。

そうなのかなぁ。

それって、どの年代でもよく言うけど、本当にそうなのかなぁ。

20代の頃は30代の人に、30代の頃は40代の人に口々に言われた。

「30越えたら変わるよ」

「40過ぎたら全然違うよ」

どの人もあまりよくないニュアンスでそう言ったけど、私は結局それを実感できず。

30越えても特に変化はなかったし、40過ぎても全然違わなかった。

強いて言えば、夜遊びの体力がなくなったとか、甘えが許されなくなった…くらいか。

それだって特にマイナスでもなく、夜遊びより楽しいことは山ほどあるし、しっかりしなきゃってモチベーションになってる。

 

だけど、周りの人たちはそうでもないのか。

事あるごとに「あなた若いから」「若いのに」と…マウンティングなのか?

さらには「私ってそんなに老けて見えた?」「こんな発言、ババくさい?」と…正直、めんどくさい。

 

以前の職場でも、年齢に関するフレーズはよく出た。

けどそれは親子以上に歳の離れた方から言われることで、マイナス要素は皆無だった。

「この歳になったらわかるよ!子育て終わって、孫と遊ぶの楽しいよ!」

「体力だけあと20歳ほど若返ったら最高なのにねー」

それを聞くたび、こういう歳のとり方をしたいなって憧れた。

 

どうしてこうも違うかな。

孫ができたら変わるのかな。

どうせ歳をとるんだから、楽しくとりたいよな。

そしてこれからを生きる人たちに「歳をとるっていいよ!」って笑って言いたい。