いらないかもしれないもの。

ふと思い立って、リビングとして使っている和室のラグを取っ払って洗濯してみました。

午後からの作業だったので、その日の内には乾かず、その晩はラグなしで過ごすことに。

 

ラグなしで一晩過ごして思ったことは、ラグは要らないんじゃないか、ということ。

月イチで干して掃除機をかけるのですが、その度にラグの下から細かいゴミやなぜか子供たちの鉛筆やらオモチャやらが出てきてうんざり…どうしたもんかなぁと頭を悩ませていました。

でもそれって、ラグが敷いてあるからこその悩みで、悩みの原因=ラグがなくなれば解消されるんじゃない?

ラグがなければ、その下にゴミや小物が入り込むこともなくなるし、うんざりすることもありません。

ちょうどこれから暑くなる季節だし、ない方がかえって快適かも!

 

と、いうことで、試しにラグを敷くのをやめてみました。

取っ払ったラグは「やっぱりいるかも…」の時のため、しばらく保管。

夏が過ぎて、ホットカーペットかこたつを出す頃に使うかどうかで処分を判断します。

ホットカーペットならラグ必須なので引き続き所持、こたつでなくても良さそうであれば処分。

 

しばらく様子見の日々です。

 

生きることは、食べること。

ドラマ「アンナチュラル」、ハマって何度も観てます。石原さとみちゃん、可愛いなぁ。

法医学者として、時に女性蔑視の扱いにも負けず、かといって硬くならず、しなやかな女性に理想の女性像を感じます。

 

このドラマで印象的なのが、随所に登場する食事シーン。いろんな状況で、いろんな想いを抱えながら食べるシーンは、しみじみと「食べることは、生きること」なんだと感じさせます。

 

昨年亡くなった私の姑も「食べることは、生きること」を体現していました。

長年ガンを患いながらも、ビックリするくらい、食欲が旺盛な人でした。

離れて暮らしていたので、数ヶ月に一度しか会えなかったのですが、会うと必ず食事に連れ出しました。

ある時など「和食が食べたいけど、食欲があまりない」と言っていたのに、なんと鉄板焼きのコースを頼もうとして私たちを仰天させてくれました。前菜のサラダからメインまで肉づくし…食欲ないが聞いてあきれるよ、と苦笑いしたものです。

 

そんな姑が入院したと連絡があったのは昨年の今頃。

病院に駆けつけてみると、ベッドに寝かされてはいるものの、思ったより元気そう。

もしも食べられる状態じゃなかったら…と、お見舞いに食べ物を持参しなかった私は、とりあえず売店で桃缶を買い、ムスメたちと一緒に食べさせました。

 

「ごめんね、次に来るときは、美味しいイチゴを持ってくるね」

と言うと、姑はいらないと言うので、じゃあ何が食べたいかと聞くと、思いがけない答えが返ってきました。

 

「もう食べたいものはないわ。美味しいもの、いっぱい食べさせてもらった。ありがとね」

そのセリフに少し不穏な感じを受けつつも、またまたーと笑って受け流すしかありませんでした。

「来週は用事があって来られないけど、再来週また来るから。その頃には退院してるだろうから、美味しいもの食べに行きましょうね」

そう言って別れたのが最期になってしまいました。

 

「食べたいものは、もうない」

そう言った姑は、ムスメたちと一緒に食べた桃缶を最後に、何も口にすることなく、その1週間後に息を引き取りました。

 

今でもよく考えます。

あの時、姑がひとつでも食べたいものを思い浮かべていたら、もう少し長く生きていてくれたんじゃなかろうか。

私が漠然と「美味しいものを食べに行こう」ではなく、具体的に「おかあさんの大好きなお寿司食べに行こう」と言っていたら、それを目標に頑張ってくれたんじゃなかろうか。

どれだけ考えても、姑は答えてくれません。

 

姑の死後、部屋を片付けていたら、ベッドの隙間や引き出しから沢山のお菓子が出てきました。

糖尿も患っていて義兄から厳しく禁止されていたので、我慢できずにこっそり食べていたんでしょう。

それほど食に対して執着のあった姑にとって、まさに生きることは食べることだったんだと思います。

 

姑と再び美味しいものを食べること叶いませんが、今日もよく食べて、よく生きたいと思います。

 

 

制服で思い知る、親のありがたみ

4月から中学生のわがムスメ。

小学校は私服ですが、中学校は制服です。

ありがたいことに、少し上の娘さんがいらっしゃる方からほぼ新品の制服を譲ってもらえました。サイズアウトして買い換えた直後に引っ越しが決まり、数えるほどしか袖を通せなかったそう。いただく側としてはありがたい話ですが、なんでこのタイミングで引っ越し!?とショックな気持ちはよくわかります(転勤族あるある?)

ほぼ新品の制服が手に入ったことだし、制服は買わずにすみそうだな…と安心していた矢先、事件が勃発。

 

なんとムスメ、成長しすぎて譲ってもらった制服がパッツンパッツン(笑)

ほんの数ヶ月前までは余裕すらあったのに、スカートのホックは閉まらない、腕が上がらない…もうお手上げです、腕上がんないけど。

さすがに腕の上がらない、ホックの閉まらない制服で通わせるのは可哀想、ということで、大慌てで制服を注文に走りました。

 

採寸をしてくださるのは制服の採寸一筋ウン十年、といった雰囲気のご夫婦。

奥さまがサイズを測り、旦那さまがそれをもとに試着用の制服を持ってきてくださります…が、どうもお二人の様子が変。

「こっち…の方がお母さん的には…」

「でもそうするとだよ?……」

ボソボソと漏れ聞こえる会話の限り、既製サイズがないってことなのかしら…え、特注?特注っていくらすんの(汗)

 

意を決した奥さまが、重い口を開いてくださりました。

「お子さんのサイズだと、こちらの標準タイプのが作ってないんです…で、こちらのグレードの高い方になっちゃうんだけど、そうするとお値段がね…」

あ、よかった既製サイズはとりあえずあるのね(ほっ)

「ま、ま、長く使うものですからね。着心地よくなっていいかな(苦笑)で、おいくらくらい違うんでしょう?」

「えっとー、プラス2万円ですね」

おっとー、アッサリ言ってくれますな、プラス2万!!結構なプラスですよー奥さん(泣)

とはいえ、サイズないものはどうしようもない。これ以上サイズアップしないことを祈りつつ、プラス2万の制服、決定。

 

そこからは坂道を転がる雪玉のように、あれもいるこれもいる、と購入品が増え続け、最終的には10万オーバー(泣)

奥さまの話では、女の子の制服代の平均が7万円前後ということなので、うちのムスメは随分デカイということなのでしょうか(泣)

 

帰り際、腹立ち紛れに「あんたの制服のおかげで私は1ヶ月タダ働きだよ」と呟くと、「うわー悲惨ーがんばれー」とムスメ。他人事か。

 

子どもの進学にはお金がかかる、というのは承知していたつもりでしたが、制服ひとつでこんなに出費があるとは。

そういえば…私が中学校に上がる時も、制服の採寸に付き添った母がしきりにため息ついてたなぁ。

私も大概ガタイがよかったので、標準よりだいぶ上乗せされてたんだろな…そりゃため息も出るわ。

 

高校は制服のカワイイところ♪と呑気なことをのたまい、やれ留学したいだ大学はここに行くだと費用も考えず突っ走っていた子どもの頃の私…とんだバカムスメ。

あの頃に戻れるならバカ丸出しの横っ面をベシベシはたいてやりたい(泣)

そのバカムスメの要望を文句ひとつ言わず叶えてくれていた両親には、今更ながら頭の下がる思いです。

 

先日、別件で母親と電話で話すことがあり、ついでにムスメの制服の一件と私が思い知った親のありがたみについて話すと、母親はゲラゲラ笑って言い放ちました。

「親なんてそんなもんよ。○○(ムスメ)も子どもの制服を買う段になって初めてあんたのありがたみを知るのよ、それまで辛抱なさい」

そっかー、そんなもんかー。

 

子どもの頃から、いくら「お金を稼ぐのはこんなに大変なんだよ、だからよく考えて大事に使わなきゃいけないのよ、欲しいからって片っ端から買ったりしちゃいけないのよ」なんて繰り返したところで、なかなかそれが実感に繋がることは難しい。

大人になって、自分が親にしてもらってきたことをするようになった時に初めて実感するものなのかもしれません。

親の心子知らず、というのはまさにそうだな、と身に滲みた一件でした。

 

lost in time

lost in time…まさに時間を見失うような思いで編みあげました。
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編み図は海外のサイトで探したもの。Facebookでどなたかが編んだものを見かけて、私も編んでみたい!とネットを探して。

配色は自分ではセンスよくできないと考え、ずっと前にダンナからクリスマスプレゼントにもらった野呂英作の段染め糸を利用して。

 

かぎ針編みの講師認定講座の課題もせずに何をやってんだか…

でも、納得のいく形に仕上がったので満足です。

 

 

 

ローズマリーの美肌クリーム。

学校のPTA講座で、ローズマリーの美肌クリームを作りました。

 

ローズマリーの浸出液を作ってからクリームを作るのですが、今回は時間の都合で浸出液は先生が予め作ってくれました。


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手前がローズマリーの出がらし(?)。入浴剤としてお風呂に入れるとぽっかぽかになるんだそう。

奥の緑色の液体が浸出液。無水エタノールローズマリーの葉を浸けること1ヶ月、こんな綺麗な緑色になるなんて不思議。

 


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ワセリンと浸出液を湯煎にかけながら混ぜ混ぜ。

不器用な私はあらゆる工程でこぼしてしまい、あわあわしていました(苦笑)

 


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ワセリンが溶けて、浸出液のアルコール臭がなくなったら、容器に移して固まれば完成。

思ったより簡単にできちゃいました。

ローズマリーのいい香りで癒されます。

 

クリーム作りのあとは、講師の先生が経営されるハーブカフェのオリジナルハーブティーをいただいてみんなでおしゃべり。

楽しくってあっという間の2時間でした。

 

ハーブっていうと、なんとなくハードルが高いような気がしていたけど、今回の講座で俄然興味が湧いてきました。

これを機会にハーブの勉強もしたいなぁ。

 

 

働く、ということ。

今のところに住んで1年ほどしてから、工場でパートとして働いています。

 

職探しを始めた頃、下の子は幼稚園。やたらと行事の多い幼稚園でその度に休まなければなりません。

具合が悪くなれば、一人で寝かせておく訳にはいかないので、突発で休むこともあります。

そのことが足かせとなり、職探しは難航…面接を受ける以前に断られるばかり。

途方に暮れていた時に、知人から今の会社の社長を紹介されました。

 

自分の事情を洗いざらい話すと、社長はうーん、と渋い顔。

あぁ、やっぱりダメか…と諦めて帰ろうとしたところ、社長から「試しにやってみるか」と言われました。

それから4年。なんだかんだと続いています。

仕事はキツイし、休みもほとんどないけど、子どもの学校行事や体調不良の時は二つ返事で休ませてもらえるのはありがたい話です。

 

でも、それでいいのか?という思いも心のどこかでチリチリと燻っているのも事実。

長期に休むことができないので、働きだしてからは旅行ができなくなりました。

遠くへのお出かけも、土曜日も仕事なのでなかなか実現しません。

休めばいいだけのことですが、子どもの行事や体調不良でしょっちゅう休ませてもらってることが負い目になり、言い出せません。

 

遠くに住む叔母から、春休みに親子で遊びに来ないかとお誘いをいただきました。

「仕事休めないから…」と迷っていると、叔母に言われてしまいました。

 

「あんた、何のために働くの?雇ってもらった恩義はわかるけど、子ども時代はあっという間。じきに一緒に旅行なんてしてくれなくなるよ、今だけだよ」

 

ぐうの音も出ませんでした。

最近はよほどでない限り、子どもが学校を休んでも仕事に行っていました。

人より休ませてもらってるから、ちょっと体調悪いくらいでは休めないよ、なんて子どもに言い残して。

生意気な口を叩くようになったとはいえ、まだまだ子ども。一人で寝るのは心細かったでしょう。

 

上の子はある日「友達はみんな旅行に行ったりしてるのに…」と言いました。

どんな思いで言ったんでしょう…申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

 

社長や職場の人たちに申し訳ないと、今まで家族よりも仕事を優先して頑張ってきましたが、もういいかな。

そうは言っても「じゃあ、これからは子どもが休みの日は私も休みます」って訳にはいかないので、今よりもう少しだけ、家族に軸足を置けるように。

 

手始めに、今日は下の子が少し体調が悪くて休んでいるので一緒にお休みしました。

いつもなら、大人しく寝てるように言い聞かせて出勤してました。

というか、昨日は寝てるように言い聞かせて出勤しました。

 

実は一昨日から体調が悪く、一昨日は私も休んだのですが、昨日はちょっと良さそうに思えたので出勤したんです。

一緒に働く人たちには「休まなくて大丈夫なの?」と心配されましたが、「大丈夫大丈夫」と笑って。

笑いながら、内心チクリと刺さりました。

子ども寝かせておいて何やってんだろう、と。

 

あんまり休んでいたら、職場での居心地は悪くなってしまうかもしれません。

でも、しょせん職場は職場。いざとなれば転職すればいい。

今の職場の人たちはとても良くしてくれるし、未練はあるけれど、家族より優先すべきじゃない。

 

そうは言いながら、今も内心ビクビクしてます、明日行って総すかんくらったらどうしようって(笑)

でもね、気を強くもって、自分の芯をしっかり持てるようになりたいです。

 

 

グルーデコ初挑戦。

学校のグルーデコ教室で、グルーデコに初挑戦しました。


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グルーデコとは、接着剤の機能もある粘土にスワロフスキーのビジューを配置してデコレーションしてアクセサリーを作ること。

今回はバックチャームを作りました。

 

グルー粘土をこねこねして台座に載せ、ピンセットを使ってスワロフスキーを配置していきます。

見た目はなんとなくハードルが高そうだったけど、やってみるとすごく簡単でしかも楽しい‼

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同じ材料を使ってるのに、作る人によって全然違う雰囲気になるから不思議。



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グルー粘土が硬化するのに24時間ほどかかるらしく、先生が持ち帰り用のケースを用意してくださりました。

 

特別な道具も不要、グルー粘土が手には入れば手軽に作れるので、また色々作ってみたいなぁ。